Dr. ボッダーアカデミー認定
マニュアル・リンパドレナージ(MLD)資格とは
リンパマッサージ資格の全体像や、資格の必要性については以下のページをご覧ください。
リンパマッサージ資格おすすめ15選|国家資格は必要?医療と美容の違いを徹底比較
軽くさするような手のタッチでリンパの流れにはたらきかけ、身体の老廃物や炎症物質をスムーズに排出させる手技療法。 オーストラリアに本校を持つ「Dr.ボッダーアカデミー」が認定する国内外の医療現場でも通用する、希少価値の高い国際資格です。
デンマークのエミール・ボッダー博士が開発した用手的リンパドレナージ「マニュアル・リンパドレナージ(MLD)」を、 世界中に普及することを目的としています。
以下のスクールで学ぶことができます。
・MLDトレーニングセンター
・JEAジャパン・エコール・デ・アロマテラピー
MLDはオイルやパウダーを使わず、皮膚のすぐ下にあるリンパ管を羽のような軽いタッチで行うのが特徴です。基礎、応用、治療専科課程と3段階に分かれているので説明していきます。
身体の治癒系のポテンシャルを最大限に引き出す手技を繰り返し練習し、リンパドレナージを安全に、 効果的に行うための土台を築く基礎課程。 リンパ学はオンライン受講、解剖生理学、病理学の面から詳しく学習し、理論試験を受けます。 そして、5日間の実技コースMLDの基本手技と全身の基本トリートメントの手順をDr.ボッダーアカデミーの認定講師から直接学びます。 上級コースであるLevel2やLevel3でも必要とされるのがこの基礎課程の知識と技術です。
実際の臨床を想定したトリートメントアプローチや、皮膚や整形外科領域、様々なクライアントの不調に対応する応用課程。 授業では、整形外科領域のトラブルに対するパルペーション(触診)と、トリートメントであるエキストラ・テクニックを新たに学びます。 様々なリンパドレナージのメソッドの中でも、源流であるボッダー式MLDならではのメリットを最大限に生かすために必要なのがLevel2です。
日本でリンパ浮腫の最大の原因となっているのが、ガン治療です。 リンパ浮腫では上肢や下肢に病的な浮腫(むくみ)を起こします。 近年、ガンサバイバーの増加と共に医療機関での需要が高まり、リンパ浮腫治療への保存療法(MLD/CDT)が保険適用となっています。治療の中心となるのが、用手的療法(MLD)および、圧迫療法(多層包帯法や弾性着衣)です。その技術と知識を9日間で集中的に学びます。 ウィットリンガーリンパ浮腫クリニック(Dr. Vodder Academy Internationalの拠点)で働く現職の理学療法士の講師から直接指導を受けれます。 様々な病態のリンパ浮腫患者への治療計画や患者ケアを学びます。
受講資格そのものに国家資格保持者や、認定資格保持者が条件となっており簡単ではないです。 また、全くの初心者で解剖生理病理学やマッサージを学んだことがない方も、既定の講習等を受ければ 受講できますが、時間と努力を惜しまないことが必要不可欠です。 特に実技に関しては、オイルやパウダーを使わず、皮膚のすぐ下にあるリンパ管をさするような軽いタッチで行う丁寧な施術のため、 認定講師が緻密にチェックするのでまた難関といえます。 国際的にも信頼の高い資格のため、取得後は技術の高い施術をできるようになることはもとより、 大きな自信になるでしょう。
Dr. ボッダーアカデミー認定マニュアル・リンパドレナージ(MLD)資格の受講資格は厳しめに設定されています。
今回はLevel1(基礎課程)の受講資格について見ていきましょう。
Level1(基礎課程)は身体の仕組みを理解した上で、とても繊細なタッチの施術が必要となるコースです。
そのため、(A)解剖生理学と(B)ボディマッサージを学んだ方が対象となります。
(A)
・基礎解剖生理学30時間以上(通信可)
・ AEAJ認定アロマセラピスト資格保持者
・ 医師、看護師、助産師、准看護師、歯科医師、保健師、柔道整復師、理学療法士、作業療法士、鍼灸師、マッサージ師、薬剤師などの国家資格保持者
(B)
・JEAのモジュール1トリートメント(実技)を修了された方
・他のスクールで27時間以上のボディマッサージコースを修了された方
・AEAJ認定アロマセラピスト資格保持者
・ オステオパシー、カイロプラクティック、クラニオセクラルセラピー、ロルフィングなどの認定資格保持者
また、全くの初心者で解剖生理病理学やマッサージを学んだことがない方も、
ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー(JEA)でベーシック解剖生理学・アドバンス解剖生理病理学(通学・通信)と
ボディマッサージを受講することで、受講資格を満たすことができます。
資格取得後はレベルの高い施術を行えるようになります。 また、リンパ浮腫はもちろん、医療現場、自律神経疾患や皮膚疾患の改善にも役立ち、病院での需要のほかに、介護施設、整形外科領域から美容まで、驚くほど広い分野で活躍できます。
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