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りんごのようなフルーティーで甘い香りのローマンカモミールはその香りから『大地のりんご』と呼ばれています。ジャーマンカモミールに比べて甘く優しい香りが特徴でストレスの緩和などを得意とします。リラックス効果だけでなく、お肌やアレルギーなど心身への作用も多く、刺激などの少ない安全性の高い精油であるローマンカモミールの効能や使い方を詳しくご紹介します。
ローマンカモミールは生命力の強い植物で、弱った他の植物と一緒に植えると他の植物が元気を取り戻すことから「植物のお医者さん」とも呼ばれています。主な産地であるヨーロッパでは道端や田畑のあぜ道などにも自生しているキク科の多年草です。ジャーマンカモミールほどの刺激は少なく、比較的安全に使用していただけます。
このカモミールの名前は、古代ギリシャ語で「大地(khamai)」と「りんご(melon)」に由来する「カマイメロン(大地のりんご)」と呼ばれたことにちなみ、そこから「カモミール」と名付けられたと言われています。スペイン語では「小さな林檎」という意味もあります。ローマンと呼ばれるようになったのは、このハーブが古代ローマの人々によって広く栽培され、香や薬用植物として利用されていたことに由来します。歴史は古く、4000年以上前のバビロニアですでに薬草として用いられていました。「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスが解熱剤として使用していたことでも有名で、古代ヨーロッパでは薬やお香、生花などとしても使用されてきました。また、イギリスではカモミールを床に敷き、その香りを楽しんだとされています。ローマンカモミールはジャーマンカモミールに比べて花びらが大きく、甘く優しい香りがします。
主要な化学成分としては、エステル類が多くを占めます。具体的には、アンゲリカ酸イソブチル(約30〜40%)、アンゲリカ酸イソアミル(約14〜20%)、アンゲリカ酸メチルアリルなどが挙げられます。他にも、ケトン類のピノカルボン、モノテルペン炭化水素類のα-ピネン、リモネンなども含まれます。主成分であるエステル類(アンゲリカ酸エステル類)には、非常に高い鎮静作用があり、不安や緊張、イライラといった情緒の乱れを優しく整えます。また、鎮痙作用も優れており、鎮痛作用とともに、神経系の緊張からくる不調(頭痛、月経痛、筋肉痛など)の緩和に役立ちます。
ローマンカモミール精油の価格は比較的高価な傾向があります。その理由として、精油を抽出するための花の収油率が非常に低いことや、抽出された精油自体の流通量が、ラベンダーやオレンジといった一般的な精油に比べて少ないことが挙げられます。そのため、希少性が高まり、結果として価格が高くなる傾向があります。
この精油以外にも、アロマの世界はとても奥深いものです。
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名前の由来ともなっているりんごのような甘い香りが特徴ですが、ジャーマンカモミールと比べると静かで穏やかな香りの印象を受けます。甘酸っぱさとみずみずしさの中にキク科の青みのある香りがあり、不安や緊張を優しく和らげてくれます。花だけでなく、茎や葉にも香りがあるのもこの植物の特徴です。
※キク科アレルギーの方はパッチテスト推奨。各精油は販売者のラベル(学名・産地・ロット)を確認してご使用ください。
アロマの香りに、手軽な「ふれあうケア」を組み合わせることで、癒しの効果はぐっと高まります。
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ローマンカモミールのみずみずしさのある甘酸っぱい香りはエステル類アンゲリカ酸の成分の特徴です。この成分は殺菌、鎮静、血圧効果作用などがあります。神経や筋肉の痛みを和らげ、体の緊張を緩和してくれます。心への働きかけもあり不安やイライラを鎮め心身のリラックスにつながります。
ローマンカモミールの持つ抗炎症、鎮静、抗感染症、抗アレルギー作用はお肌への作用もあり、痛みや痒みを鎮めてくれるだけでなく、お肌の感染症、アレルギーによる炎症などの予防にも作用してくれます。ニキビ痕や、シミ、色素沈着などにも有用です。
※敏感肌の方、アトピー性の皮膚炎の方はお肌に使用する前にパッチテストを活用いただくことをおすすめします。
ローマンカモミールの鎮静作用は心身の緊張をほぐしてくれ神経の高ぶりを鎮めてくれます。過労やストレスなどで神経が高ぶり不眠に陥ってしまった時などに有用です。ローマンカモミールの鎮静作用は比較的穏やかなので、高齢の方や、お子さんへの安眠にもおすすめです。
ローマンカモミールは抗アレルギー作用に優れた精油です。アレルギー反応によるお肌の炎症や痒み、不快感を鎮めてくれます。呼吸器系のアレルギー症状にも作用し、花粉症、アレルギー性鼻炎などの喉や鼻の炎症を抑え、呼吸を楽にしてくれる働きがあります。季節性のアレルギー反応の症状が出る前に使用していただくと症状の緩和、予防にも繋がります。
更年期症状や月経痛、PMS(月経前症候群)など女性特有の不調にもローマンカモミールの鎮静、抗炎症、抗神経痛などの作用が働きかけてくれます。ホルモンバランスの乱れや女性ホルモンの減少を原因とした肩こり、腰痛、神経の高ぶりや不安などの症状を鎮めてくれ、甘く優しい香りで包み込んでくれます。
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リラックス作用のあるローマンカモミールは心地よいリラックスに最適な精油と言えます。その鎮静作用は比較的穏やかなため、運転や仕事の妨げにもなりにくく、心身の緊張を穏やかにしてくれます。高齢の方、お子さんへの使用も可能な精油です。※鎮静薬や睡眠薬服用時には作用が強く出る恐れがあります。
お肌の炎症、痒み、痛みを鎮めてくれるので、スキンケアにも有用です。日焼けやニキビ、アレルギー性の皮膚炎などにも作用し、そこからの感染症の予防にもなります。水虫などの菌を原因とした感染症に対しても、原因となる菌の増殖を抑える働きがあるとも言われています。
リラックス効果のあるローマンカモミールは心地よい睡眠におすすめの精油です。神経系の高ぶりを鎮め、イライラや不安、気持ちの落ち込みなどを穏やかにしてくれ、緩やかに睡眠に導いてくれます。子どもや高齢の方のかんしゃくや寝付きにもおすすめの精油です。
ホルモンや自律神経のバランスの乱れを原因として心身の不調。自分ではコントロールできない感情の起伏などにローマンカモミールは働きかけ、不調を鎮めてくれます。イライラや興奮を鎮め、心を楽にしてくれます。体への作用もあり、緊張や痛みを和らげ、血行を促してくれるので、肩こり、腰痛、冷え、浮腫みなどの緩和にも繋がります。
消化促進作用にあるローマンカモミールはストレスや不眠、過労などの際の消化不良にも作用してくれます。心身の緊張を鎮め、リラックスさせてくれることで、副交感神経が刺激され、消化器系の働きを促してくれます。消化不良、胃腸のムカつき、腸のガスだまりを感じる時などに有用です。
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【用意するもの】
バスソルト200g、ローマンカモミール2滴、スイートオレンジ3滴、ゼラニウム2滴。
【使用方法】
バスソルトに各精油を滴数垂らし、しっかり混ぜてアロマバスソルトを作ります。お湯を張った湯船に作成したアロマバスソルトを入れてよく混ぜ、入浴します。高ぶった神経を鎮め心身のリラックスにおすすめです。
【用意するもの】
キャリアオイル30ml、ローマンカモミール2滴、フランキンセンス2滴、ラベンダー1滴。
【使用方法】
キャリアオイルに各精油を滴数混ぜてブレンドオイルを作ります。痒みや炎症が気になる患部に優しくブレンドオイルを塗布します。痛みや痒みを鎮め、お肌の再生につなげてくれます
。※ブレンドオイルは1ヶ月以内に使い切ってください。傷などに使用の際には優しく塗布してください。
【用意するもの】
キャリアオイル30ml、ローマンカモミール3滴、クラリセージ1滴、ネロリ1滴。
【使用方法】
キャリアオイルに各精油を滴数混ぜてブレンドオイルを作ります。ブレンドオイルをお休み前にお腹や腰、首の後ろなどに塗布しなじませます。不眠の時におすすめのブレンドです。
※オイルなので衣類や寝具につくと落ちにくいことがあります。気になる場合は軽く拭き取ってください。(一度お肌に浸透した精油の作用はある程度継続します)
※ブレンドオイルは作成後、高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1ヶ月程度で使い切ってください。
【用意するもの】
キャリアオイル30ml、ローマンカモミール2滴、スイートオレンジ2滴、拭き取り用タオル。
【使用方法】
キャリアオイルに各精油を滴数混ぜてブレンドオイルを作ります。ブレンドオイルを使ってゆっくりハンドマッサージを行います。刺激の少ないオイルなので高齢の方への使用も可能です。不眠や体の痛みの緩和にもおすすめの活用方法です。
※高齢者に使用する場合は安全を十分に確保し、オイルで手が滑りやすいため施術後はしっかり拭き取ってください。
※ブレンドオイルは作成後、高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1ヶ月程度で使い切ってください。
【用意するもの】
キャリアオイル30ml、ローマンカモミール3滴、スイートマージョラム2滴、メリッサ1滴、お湯や電子レンジで温めたタオル。
【使用方法】
キャリアオイルに各精油を滴数混ぜ、ブレンドオイルを作ります。出来上がったブレンドオイルを腰やお腹に軽く塗り、その上から温めたタオルをあてます。更年期の腰痛や浮腫み、腹部の不快感におすすめです。
※火傷には十分気をつけて温めたタオルは適温で使用してください。
【用意するもの】
スプレーボトル、無水エタノール10ml、精製水40ml、ローマンカモミール3滴、レモン5滴、サイプレス2滴。
【使用方法】
スプレーボトルに無水エタノールを入れて各精油を滴数混ぜます。お肌の引き締めや再生を得意としたブレンドです。
※水を使用しているので作成後、高温多湿を避け、冷暗所で保管した上で1週間程度で使い切ってください。
ローマンカモミール精油は、一般的に安全性が高いとされていますが、いくつかの使用上の注意点があります。まず、妊娠中の使用は避けるべきとされることがあります。なぜならば、一部の成分に通経作用(月経を促す作用)が報告されているため、流産の危険を考慮しての注意喚起です。また、キク科植物であるため、キク科アレルギー(ブタクサなど)を持つ人は使用を控える必要があります。高血圧やうつ状態については、精油の強い鎮静作用から注意されることがあります。
皮膚への使用に関して、ローマンカモミール精油は光毒性はなく、一般的に低刺激性で敏感肌にも使用可能ですが、キク科アレルギーを持つ方や、アトピー性皮膚炎の方、敏感肌の方は、お肌に使用する前に必ずパッチテストを行うことが推奨されます。トリートメントオイルとして肌に使用する場合の推奨濃度は、一般的なアロマセラピーの基準に基づき、0.5%〜1.0%程度までで希釈して使用することが推奨されます。
【原料植物名】ローマンカモミール
【別名・和名】ローマカミツレ
【科名】キク科
【学名】Chamaemelum nobile(Anthemis nobilis)
【主な産地】イギリス、ハンガリ-、イタリア、フランスなどヨーロッパ地方
【主な抽出部位】花
【精油抽出法】水蒸気蒸留法
【成分の一例】『エステル類』アンゲリカ酸イソブチル、『エステル類』アンゲリカ酸イソアミル、アンゲリカ酸メチル、イソブチル酸イソアミン、 『エステル類』ブチル酸、『モノテルペン類』α-ピネン
【ノート】ミドルノート
アロマ資格の全体像や選び方、アロママッサージの技術については以下のページをご覧ください。
▶ アロマテラピー資格おすすめ比較!費用・期間、選び方を講師が解説
▶ アロママッサージに資格は必要?現場で求められる技術習得の手順
この精油以外にも、アロマの世界はとても奥深いものです。
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ビューティー関連専門学校を卒業後、大手エステティック会社で7年間勤務。
その後、当社直営サロン「Bodysh」で2年間施術経験を積み、平成30年より当スクール講師として活動しています。
現場経験と教育の両方に精通し、これまで多くのセラピストを育成してきました。