リンパマッサージの資格は、国家資格ではなく「民間資格」です。そのため、資格の名前そのものよりも、「その技術が、実際のサロン現場でお客様に通用するか?」が最も重要な選定基準になります。
本記事では、現役セラピストであり、全国30店舗以上の人気サロン「Bodysh」を運営するスクール講師の視点から、「趣味で終わらせない、仕事に繋がる資格」を厳選して比較・解説します。
目次
リンパマッサージの資格選びで多くの人が後悔していること。それは「資格は取れたけれど、現場でお客様に通用しなかった」という事実です。
紙の上の知識と、実際の人間の体は違います。だからこそ、現場を知り尽くしたスクールで学ぶ必要があります。
「リンパマッサージ 資格」と検索された方が最初に知るべき最も重要な点は、「国家資格」が必要な分野と、そうでない分野があることです。
資格は、目的によって以下の2つに明確に分かれます。
主にがん治療後の「リンパ浮腫」の治療やケアを目的とした、医療現場で行われる専門的な手技です。
「リンパ浮腫療法士(LT)」などの資格がこれにあたり、受講・認定には「医師、看護師、理学療法士」などの国家資格を持っていることが前提となります。(詳しくは 医療用リンパドレナージ資格とは? で解説します)
こちらが、本記事のメイントピックです。
「むくみ解消」「疲労回復」「美肌効果」や「癒し」を目的とした手技で、リラクゼーションサロンやエステサロン、自宅サロン開業(副業)を目指す方が対象です。
「ドレナージュ(Drainage)」とはフランス語で「排出・排水」を意味します。 厳密には、リンパ管を潰さないよう優しく撫でるように流す手技を「リンパドレナージュ」、筋肉へのアプローチも含め圧をかけながら流す手技を「リンパマッサージ」と区別する場合があります。
しかし、現在の日本の美容・リラクゼーション業界では、どちらも「リンパの流れを促進する施術」として、ほぼ同義で使われることが一般的です。
さらに、この「ドレナージュ」という言葉には、分野によって異なる読み方と定義が存在します。
主に美容・エステ領域で用いられる用語です。「排出による改善」といった意味合いが強く、治療ではなく、リラックス効果、疲れた体を癒す、むくみや冷えの対策を目的としています。
「排出させる」ことを意味し、リンパ浮腫学会などでは医療用語として統一されています。例えば、医療分野でも導入されているMLD(マニュアル・リンパドレナージ)の手技は、美容のみを目的としないため「ドレナージ」と呼ばれます。
このように“ドレナージュ”と“ドレナージ”は混同されがちですが、特に医療分野においては明確に区別されています。
多くの通信講座で学ぶのは、西洋式の「リンパドレナージュ(老廃物を流す)」のみです。もちろん効果的ですが、凝り固まった現代人の体には「少し物足りない」と感じられることもあります。
当スクールで学ぶ技術は、西洋のリンパドレナージュに、東洋医学の「経絡(けいらく)」と「ツボ」へのアプローチを融合させた独自技術です。
西洋のアプローチ
リンパ液の流れを促進し、むくみを解消する。
(優しいタッチが中心)
東洋のアプローチ
「気・血」の通り道である経絡やツボを刺激し、深部のコリや不調を整える。
この2つを組み合わせることで、「癒やし」と「改善」を両立させ、お客様から「身体が本当に軽くなった」「またあなたにお願いしたい」と言われるリピート率の高い施術が可能になります。
数あるリンパマッサージ資格の中から、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。 ここでは、特におすすめの講座を5つ厳選して、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
| スクール名 | 主な取得資格 | 受講料(目安) | 学習形態 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本アロママイスタースクール | IBCA認定 漢方経絡リンパセラピスト | 19,000円~(通信) 298,000円~(通学) |
通信・通学 | 全国30店舗「Bodysh」の現場技術を完全網羅。「西洋リンパ×東洋経絡」の独自技術で他店と差別化できる。 動画視聴&質問が無制限の手厚いサポート。東洋学の経絡理論も同時に習得可能。 | 通学講座 詳細 通信講座 詳細 |
| ユーキャン | パーソナルリンパケアリスト® | 44,000円 | 通信 | 大手ならではの安心感と、図解が多く分かりやすい教材が人気。日本リンパ協会の資格が自宅で取れる。 | 詳細はこちら |
| 資格のキャリカレ | JADP認定 リンパケアセラピスト | 24,800円~(Web申込時) | 通信 | アロマテラピスト資格も同時に取得可能。コストパフォーマンスが高く、開業サポートも充実。 | 詳細はこちら |
| ヒューマンアカデミー(たのまな) | オリエンタルリンパドレナージュ | 67,100円~ | 通信 | ツボとリンパを融合させた独自の「オリエンタルリンパドレナージュ」を学べる。eラーニング教材が充実。 | 詳細はこちら |
| SARAスクールジャパン | リンパケアセラピスト | 59,800円~ | 通信 | プラチナコースなら卒業課題の提出のみで100%資格が取得できる手軽さが特徴。2資格を同時に取得可能。 | 詳細はこちら |
数あるリンパ資格の中で、当編集部が最もおすすめするのが「当スクール:日本アロママイスタースクール」の講座です。
最大の理由は、「教科書だけの知識」ではない点にあります。関東・関西で30店舗以上を展開し、連日多くのお客様が訪れる人気サロン「Bodysh(ボディッシュ)」の現場技術を、そのままカリキュラム化しています。
「資格は取ったけれど、現場でお客様に満足してもらえない」という失敗を防ぎ、「卒業=即戦力」を目指せる実践的な内容です。
① 「東洋医学×リンパ」の独自技術(競合優位性)
一般的な西洋式のリンパドレナージュに加え、東洋医学の「経絡(けいらく)」や「ツボ」へのアプローチを融合。「気持ちいいけれど物足りない」と言われがちなリンパマッサージに、深部のコリをほぐす満足感を加えることで、リピートされるセラピストを目指せます。
② 「通信で技術が身につくか不安」を解消する徹底サポート
「動画を見るだけで本当にできるの?」という不安を解消するため、業界最高水準の学習環境を用意しています。
③ 「開業セミナー」でサロン運営のノウハウを伝授
資格取得後の「どうやってサロンを始めればいいの?」という悩みには、直営サロンBodyshのノウハウを詰め込んだ「開業セミナー」で応えます。
教科書的な理論だけでなく、実際に現場で使われているツールや生きた知識を提供します。
【開業セミナーで提供する実践的ノウハウ例】
単なる資格発行団体ではなく、「セラピストとして長く活躍すること」をゴールに設定しています。
取得できる資格
【通学】IBCA認定 漢方経絡リンパセラピスト資格
【通信】IBCA認定 漢方経絡リンパセラピスト アドバイザー資格
学習形態
通学(新宿・梅田) / オンライン通信
費用目安
19,000円~(通信) / 298,000円~(通学)
標準学習期間
約1~3ヶ月(通信) / 最短1ヶ月~(通学)
・「資格マニア」ではなく「本物のプロ」を目指したい方
・将来、リラクゼーションサロンへの就職や独立開業を考えている方
・他店と差別化できる独自の技術(東洋医学)を身につけたい方
講師の視点:
多くのスクールが「資格を取ること」をゴールにしていますが、私たちは「現場でお客様に感動してもらうこと」をゴールにしています。「Bodysh」の現場で日々ブラッシュアップされている“生きた技術”を学べるのは当スクールだけです。
ユーキャンの講座は、初心者でも3ヶ月という短期間で「パーソナルリンパケアリスト」の資格取得が目指せるのが最大の特徴です。大手ならではの分かりやすい教材とサポート体制が整っています。
① 取得できる資格
「パーソナルリンパケアリスト®」資格(一般社団法人 日本リンパ協会 認定)。
講座内の添削課題をすべて提出し、最後の資格試験に合格すれば資格が認定されます(在宅受験可)。
② 学習内容
リンパの基礎知識から、自分のための「セルフケア」、家族や友人のための「ホームケア」まで、実践的な手技を学べます。肩こりやむくみ、冷えといった日常の悩みや美容面でのケアが中心です。
③ 分かりやすい教材
イラストや写真が豊富なテキストと、手の力加減やスピードが映像で確認できるDVD教材がセットになっています。日本リンパ協会オリジナルのケアジェルも付属します。
④ 安心のサポート体制
標準学習期間は3ヶ月ですが、最大6ヶ月までサポート(質問、添削指導)が受けられます。学習中の疑問点は、1日3問まで専門スタッフに質問できます。
取得できる資格
パーソナルリンパケアリスト®(日本リンパ協会 認定)
学習形態
通信(テキスト、DVD)
費用目安
44,000円 (一括払い)
(または 月々3,700円×12回払い)
標準学習期間
3ヶ月(サポート期間:最大6ヶ月)
・まずは自分の「セルフケア」の質を高めたい方
・家族や友人に正しいリンパケアをしてあげたい方
・大手の安心感がある教材で、基礎から学びたい方
講師の視点(比較):ユーキャンは「日本リンパ協会」の資格であり、大手ならではの教材の分かりやすさが魅力です。「セルフケア」や「ホームケア」を学びたい方に向いています。ただし、プロとしてサロン開業を目指す場合は、(重要な視点)で述べた「現場で使える技術か」を別途確認する必要があります。
「資格のキャリカレ」の講座は、コストパフォーマンスの高さと、資格取得後の手厚いサポート体制が大きな特徴です。プロのセラピスト監修の映像講義で、実践的な手技を学べます。
① 2資格同時取得が可能
JADP(日本能力開発推進協会)認定の「リンパケアセラピスト®」資格に加え、「アロマテラピスト」資格の2つを同時に目指せます。
② 実践的な映像講義
テキストだけでは分かりにくい手の動き、圧の強さ、リズムなどを、プロが実演する映像講義(DVD・スマホ視聴)で繰り返し確認しながら学べます。
③ 手厚いアフターサポート
資格取得後のサポートが非常に充実しています。
就職・転職サポート:専属スタッフによるキャリア支援。
独立・開業サポート: 開業を目指す人向けに、集客用のホームページを無料で作成してもらえるサービスがあります。
④ 長期サポートと返金保証
標準学習期間は5ヶ月ですが、サポート期間は最長700日(※コースによる)と非常に長く、自分のペースで学習できます。
取得できる資格
JADP認定 リンパケアセラピスト®
JADP認定 アロマテラピスト
学習形態
通信(テキスト、映像講義)
費用目安
【要注意】価格変動・割引に注意
・ハガキ申込価格(通常価格):78,800円 など
・Web申込価格(割引・キャンペーン):24,800円~など
※公式サイトからのWeb申込で割引が適用されることがあります。必ず公式サイトで最新のキャンペーン価格を確認してください。
標準学習期間
5ヶ月(サポート期間:最大700日 ※Bコースの場合)
・資格取得後の「独立・開業」も視野に入れている方
・アロマとリンパの両方の知識を一度に学びたい方
・コストパフォーマンスを重視して資格を取得したい方
講師の視点(比較):「アロマテラピスト」資格も同時に取得できる点と、Web申込での割引率の高さ(費用)が特徴です。リンパとアロマの両方を、費用を抑えて「通信」で学びたい方に向いています。
この講座の最大の特徴は、西洋の「リンパ」と東洋医学の「ツボ(経絡)」を融合させた、インターナショナル美容鍼灸協会(IBAA)監修の独自メソッドを学べる点です。
① 独自の「東洋式」技術
一般的なリンパマッサージに加え、100種類以上のツボや経絡の知識を学びます。他店と差別化できる専門的な技術を身につけたい方に向いています。
② 選べる専門コース
「フルボディケア」「小顔リフトアップケア」「美脚ヒップアップケア」など、学びたい分野を専門的に選んで受講できます。
③ 通信でも安心の実技添削
自分の手技を撮影して送ることで、プロの講師から直接アドバイスをもらえる「実技動画の添削指導」が受けられます。
④ 試験なしで認定証を取得
講座を修了し、すべての添削課題(実技含む)に合格すれば、「オリエンタルリンパドレナージュセラピスト 認定証」が授与されます(在宅受験なし)。
取得できる資格
オリエンタルリンパドレナージュセラピスト認定証(インターナショナル美容鍼灸協会 認定)
学習形態
通信(テキスト、DVD/eラーニング、実技添削)
費用目安
67,100円~(小顔リフトアップケア)
82,500円~(フルボディケア)
※コースにより異なる
標準学習期間
約3ヶ月~5ヶ月(コースにより異なる)
・通常のリンパマッサージだけでなく「ツボ」や「経絡」も学びたい方
・通信講座でも、実技の添削指導をしっかり受けたい方
・「フルボディ」「小顔」など、学びたい分野を専門的に選びたい方
講師の視点(比較):当スクール(IBCA)と同様に「東洋医学(ツボ・経絡)」を取り入れている点が特徴です。当スクールが「現場での実践力」を重視するのに対し、こちらは「実技添削」や「eラーニング」といった通信教育システム自体が充実している印象です。
SARAスクールの最大の特徴は、「プラチナコース」を選択すれば、卒業課題を提出するだけで試験が免除され、2つの資格が100%取得できる手軽さにあります。
① 試験なしで2資格を同時取得(※プラチナコース)
「プラチナコース」なら、講座修了後に卒業課題を提出するだけで、「リンパケアセラピスト®」(日本メディカル心理セラピー協会)と「むくみ改善インストラクター®」(日本インストラクター技術協会)の2資格が試験免除で必ず取得できます。
② 選べる2つのコース
受講者が自分で試験(在宅受験)に臨む「基本コース」と、試験免除の「プラチナコース」から、予算や目的に合わせて選べます。
③ 初心者でも分かりやすい教材
講座専用に作られたオリジナル教材を使用。1日30分の学習でも、最短2ヶ月~標準6ヶ月で資格取得を目指せるカリキュラムが組まれています
④ 安心の学習サポート
学習期間中は、専門スタッフに何度でも無料で質問できるサポート体制が整っています。
取得できる資格
リンパケアセラピスト®(JAAMP)
むくみ改善インストラクター®(JIA)
学習形態
通信(テキスト、課題添削)
費用目安
【コースにより異なる】
・基本コース: 59,800円(税込)
・プラチナコース: 79,800円(税込)
標準学習期間
6ヶ月(最短2ヶ月)
・試験勉強や受験の手間を省き、確実に資格が欲しい方
・2つの異なる協会(リンパケアとインストラクター)の資格を同時に取得したい方
・1日30分程度のスキマ時間で、自分のペースで学びたい方
講師の視点(比較):「試験免除」で「2資格同時取得」という手軽さが最大の特徴です。一方で、(重要な視点)で述べた「現場で使える技術」が身につくかどうかは、講座内容をしっかり見極める必要があります。
国際セラピスト支援振興協会(ITSA)が認定しているリンパの知識・技術に関する資格です。
グローバルボディケア学院の通信講座「リンパリファインセラピー講座(リンパ再生ドレナージュ)を受講し、確認問題を提出することで、「リンパリファインセラピスト資格」が国際セラピスト支援振興協会(ITSA)とグローバルボディケア総合学院から認定されます。試験はないため、資格取得の難易度は低めと言えるでしょう。
国際セラピスト支援振興協会(ITSA)認定リンパリファインセラピスト資格について詳しく見る
リンパマッサージの資格としては、リンパセラピスト・フェイシャルリンパケアセラピスト・腸リンパセラピストの3つがあり、実践的なマッサージ方法を学ぶカリキュラムが多くなっています。
全国の認定スクールで授業を受け、アロマ・リンパセラピスト協会の試験に合格すると資格を取得することができるようです。
例:「東京都世田谷区 BERRY ベリー」「神奈川県横浜市 Re style リスタイル」「神奈川県平塚市 Lily リリー」「埼玉県さいたま市 AnonZ eye アノンズアイ」「山梨県甲斐市 THALIA ターリア」「静岡県焼津市 chouchou シュシュ」など
アロマ・リンパセラピスト協会(ALTA)認定 リンパマッサージ関連資格について詳しく見る
「リンパケア検定」は、一般社団法人 日本リンパ協会(JLA)が実施する、リンパに関する知識を問う検定試験です。「リンパケアを安全に行うための幅広い知識」を身につけていることを証明します。
この検定は実技試験を含まない知識検定であり、プロとしての実技を学ぶ「セラピスト資格認定講座」とは区別されています。
検定は以下の2段階に分かれています。
まず「リンパケア検定2級」は、主に自分のためのセルフケアや、美容・健康の知識を深めたい方向けの資格です。リンパの基本的な仕組み、セルフリンパマッサージの方法、リンパ体操など、日常生活で活かせる基礎知識を学びます。受験資格は特にありません。
次に「リンパケア検定1級」は、家族や他人へのケア(ホームケア)を考えている方や、セラピスト、介護士、看護師など、すでにお持ちの専門資格に知識を加えたいプロ向けの資格です。2級より深い医学的な知識(細胞、組織、器官系)、症状別のケア方法、他人へアドバイスする際の関連法規など、より専門的な内容を学びます。1級の受験資格は、2級の合格者であることが条件となります。
この検定の最も一般的な学習方法は、協会が監修する公式テキストを用いた独学です。
1級・2級ともに公式テキストが全国の書店やAmazonなどのオンラインストアで販売されており、まずは各自でテキストを購入して学習を進めます。
試験は、2級はオンライン(Web受験)で随時受験が可能ですが、1級は指定された会場でのみ(年2回程度)実施されます。試験形式は○×式と4択式で、7割以上の正答率で合格となります。
こちらは「一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会(KLMA)」が認定する資格です。この協会の特徴は、西洋のリンパマッサージに東洋医学の「経絡(気血の通り道)」の考え方を融合させた独自のメソッドである点です。
健康面から美容面まで幅広く対応できる自然な療法として、自分自身や身近な人の健康維持、またはセルフケアの指導者を目指すための資格が体系化されています。
資格は主にセルフケアのレベルに応じて3段階に分かれています。
まず「セルフケアアドバイザー」は、自分自身や家族・友人など、身近な人のためにケアをしたい方向けの資格で、経絡リンパマッサージの基礎知識とセルフケアの方法を学びます。
次のステップである「セルフケアインストラクター」は、セルフケアアドバイザーの内容に加え、経絡リンパマッサージの知識と手技を用いたセルフケアの「指導」をしたい方向けの資格です。
最上位の「セルフケアマネージャー」は、協会の認定講師として「セルフケアアドバイザー講座」を開講し、教室を持ちたい方が対象となります。
資格を取得するには、協会が主催する「資格取得講座」を受講する必要があります。
まずは「セルフケアアドバイザー講座」からスタートし、講座を修了することで資格が認定されます。その後、ステップアップとして「セルフケアインストラクター講座」「セルフケアマネージャー講座」へと進むことができます。
こちらは「一般社団法人日本メディカルリンパセラピスト協会(JMT)」が認定する資格です。協会は「SEASメディカルリンパアカデミー」というリンパに特化した専門スクールを運営しており、未経験者からでもプロのセラピストを目指せるカリキュラムを提供しています。
リンパマッサージの基礎から、漢方やアロマ、骨盤矯正などを組み合わせた応用技術まで、幅広い学習コースが用意されています。
資格を取得するには、協会が運営する「SEASメディカルリンパアカデミー」の講座を受講する必要があります。
学習スタイルは、自分のスケジュールに合わせて学べる「通信コース」と、少人数制またはマンツーマンで直接指導が受けられる「通学コース」(銀座、新宿、池袋など)から選択できます。卒業後の就職や独立開業のサポート体制も整っており、基礎から実践的なスキルまでを身につけたい方に適しています。
リンパドレナージュや体のケアに関する基本施術を学ぶ資格です。厚生労働省の職業能力評価基準に基づく、信頼性の高いエステ資格です。
▶ 関連記事:AJESTHE認定エステ資格の試験内容・取得方法を徹底解説
当スクールで取得できる資格以外もご紹介させていただきました。もしお仕事に学んだ知識や技術を活かしたいという方であれば、各資格が「どのサロンで使われているのか」チェックすることをおすすめいたします。サロンなどがわからないようであれば、各団体に連絡して聞いてみるのが良いでしょう。
これから様々なリンパマッサージ資格と講座をご紹介しますが、その前に、資格選びで失敗しないための「重要な視点」をお伝えします。
まず大前提として、初心者や未経験の方が目指しやすい美容・リラクゼーション系のリンパマッサージ資格は、すべて各団体・スクールが独自に発行する「民間資格」です。
「内閣府認証〇〇」「厚生労働大臣認定」などの表現を見かけることがあっても、これらは国家資格を意味するものではありません。
民間資格だからこそ、「資格の名前」や「提携サロンの数」だけで選ぶのではなく、「その技術がリラクゼーションサロンの現場で実際にお客様に提供されているか」を最も重要な基準にすべきです。
資格を取得しても、それがお客様に満足いただけない(=現場で通用しない)技術であれば意味がありません。講座を選ぶ際は、「その技術は具体的にどこのサロンで使われているのか?」を確認しましょう。本当に現場で支持されている技術であれば、サロン名を具体的に開示できるはずです。
当スクール(日本アロママイスタースクール)の考え方
私たちが「現場で使える技術」にこだわるのには理由があります。
当スクールで学べるリンパマッサージ講座の技術は、関東・関西で30店舗以上を展開する系列アロマリンパリラクゼーションサロン「Bodysh」で、長年お客様に提供しご支持をいただいている知識と技術をそのまま集約したものだからです。
▶アロマリンパリラクゼーションサロン「Bodysh」公式ページはこちら
現場で磨かれ、お客様に選ばれ続けている技術だからこそ、身に付けた知識と技術は必ずあなたの役に立つものになると自負しています。
「おすすめ5選」や「その他一覧」で資格を比較した後は、ご自身の目的やライフスタイルに最も合うものを選びましょう。
「リンパマッサージ資格 働きながら」や「リンパドレナージュ 資格 通信」という検索意図は非常に多いです。
お仕事を続けながら、または育児と両立しながら学ぶ場合、自分のペースで進められる「通信講座」が最適です。「IBCA(当スクール)」「ユーキャン」「資格のキャリカレ」「たのまな」「SARAスクール」などが通信講座を提供しています。
「リンパマッサージ資格 費用」も重要な比較ポイントです。
「IBCA(当スクール)」の通信講座(19,000円~)や、「資格のキャリカレ」(24,800円~)は、比較的安価な費用で学習をスタートできます。
(※価格は変動する可能性があるため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。)
「リンパマッサージ資格 看護師」の検索意図は、2つの道に分かれます。
「リンパマッサージ資格 独学」でプロレベルの資格を取得することは、非常に困難です。
市販の書籍や動画でセルフケアの知識を得ることはできますが、このページで紹介した資格のほとんどは、「指定スクールのカリキュラム修了」が認定の条件となっているためです。
また、リンパの位置や正しい圧のかけ方を独学で習得するのは危険が伴うため、まずは「通信講座」から始めることを強く推奨します。
資格取得後にどのような「仕事」や「開業」の道があるのかを解説します。
最も一般的なキャリアパスは、リラクゼーションサロンやエステサロンへの就職です。特に、重要な視点で述べたような「現場で使える技術」を学んでいれば、即戦力として採用されやすくなります。
当スクール(IBCA)のように、系列サロン(Bodysh)への就職サポートが充実している講座を選ぶと、学習から就職までがスムーズです。
「独立開業」(自宅サロン・副業) リンパマッサージは、ベッド1台あれば自宅でも開業できるため、副業や主婦の方のプチ起業としても人気です。
しかし、技術だけではサロンは続きません。長く愛されるサロンを作るためには、「リピートされるメニュー作り」や「集客ノウハウ」が必須です。
独立を目指す場合は、単に手技を教えるだけでなく、サロン運営のノウハウ(カウンセリングシートの作り方やメニュー構成など)まで相談できる、直営サロンを持つスクールを選ぶと、開業後のリスクを大幅に減らすことができます。
「看護師」の検索意図とも関連しますが、高齢者施設やデイサービス、訪問介護の現場で、アロマとリンパの知識(リラクゼーション用)を活かすセラピストの需要が高まっています。
学会系や医療向けの講座は、医療有資格者(医師・看護師・理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・あん摩マッサージ指圧師など)を対象とするのが一般的です。
一方で、国際MLD系の一部講座(例:ボッダー等)は募集対象が主催者により異なる場合もあります。ただし、医療としての実施は医療機関の規定や医師の指示に従う必要があります。
※本ページは資格制度の解説です。治療・診断・保険適用を約束するものではありません。
ここからは、医療リンパドレナージ/リンパ浮腫ケアの主な資格・講座をご紹介します。
日本リンパ浮腫治療学会が認定する、医療職向けの代表的な資格です。リンパ浮腫の複合的治療に携わります。
関連記事:日本リンパ浮腫治療学会(JSLT)認定 リンパ浮腫療法士資格(LT)について
日本リンパ浮腫治療学会(JSLT) 公式ホームページ
日本医療リンパドレナージ協会が認定する民間資格です。医師の診断および指示に基づき、患者さんやご家族への生活指導、リンパ浮腫保存的治療法である「複合的理学療法(Complex Physical Therapy) 」に携わるための資格です。対象は主に医療有資格者です。
関連記事:日本リンパドレナージスト協会(MLAJ)認定 医療リンパドレナージセラピスト資格について
日本リンパドレナージスト協会(MLAJ)公式ホームページ
チーム医療としてリンパ浮腫の患者様へ、リンパドレナージ、スキンケア、弾性着衣や弾性包帯を用いた圧迫療法、日常生活の指導などを行える資格です。対象は医療有資格者が中心です。
関連記事:ICAA認定リンパ浮腫専門医療従事者資格について
インターメディアリー・クリニカル・アロマセラピー協会(ICAA)公式ホームページ
オーストラリアに本校を持つ「Dr.ボッダーアカデミー」が認定する国内外の医療現場でも通用する、希少価値の高い国際資格です。医療としての実施は施設の規定・医師の指示に従います。
関連記事:Dr. ボッダーアカデミー認定マニュアル・リンパドレナージ(MLD)資格について
MLDトレーニングセンター 公式ホームページ
人体の約60%が水分で出来ているのは聞かれた事もあると思います。これらの水分の一部が血液とリンパ液です。血液は細胞に酸素と栄養を届けたり、老廃物を回収したりします。
リンパの役割は老廃物の回収・排除です。リンパは全身に隈なく張り巡らされており、リンパ液はゆっくりと流れながら、毒素や老廃物を排出しウィルスや病原体から守ってくれる役割をしています。
デスクワークで同じ姿勢で居ている事が多い方、立ち仕事で足に疲れを感じている方は、リンパドレナージュを受ける事で、リンパの流れが良くなります。リンパの流れが良くなる事で、老廃物を排出し、疲労回復や免疫力向上・体質改善などの効果を期待できます。
普段運動不足な方や、デスクワークの方・立ち仕事の方はむくみを感じている方も多いと思います。これらのむくみの原因の多くは運動不足と血行不良・冷えなどです。むくみは放置していると、より血行不良になり冷えなどを引き起こし、またむくむといった負のサイクルになります。
リンパドレナージュで、リンパを流し血行促進させる事で、むくみが解消します。むくみが解消するという事は、老廃物が除去されるので、疲労回復効果や免疫力向上、美容的効果にも期待できます。例えば、ニキビができやすい・敏感肌になりやすい・肌の色がくすんでいる・肌にハリが無いなども、リンパの流れが悪いことにより引き起こされている可能性があります。
ダイエットの大敵と言えば、セルライトと思う人も多いのではではないでしょうか?セルライトは老廃物が脂肪細胞にくっつくことにより、脂肪細胞が肥大化する事で引き起こされます。一度セルライトが出来てしまうと、食事制限したりと言った、一般的なダイエットでは なかなか解消されません。
リンパドレナージュは、肥大化した脂肪細胞に絡みついた、老廃物を排出し、付くことを防ぎます。強い力でトリートメンを行うのでなく、心地よい力加減でしっかり、リンパや血液を流す事が大切です。定期的に受ける事により、徐々にセルライトが解消され、痩せやすい体質になります。
全身のリンパドレナージュを行うことで代謝がUPするのでダイエット効果も期待できます。
昔から【手当て】という言葉があるように、人は人に優しく触れられると幸せを感じ、リラックスし・痛みが緩和したりします。リンパドレナージュを受ける事で、幸せホルモンが分泌されるのです。他に、自律神経のバランスも整い、ストレスが軽減し、内臓器官も活性化され代謝が上がります。
それに加えリンパの流れや血行が良くなる事ことにより、老廃物を排出するので、肩こり・頭痛・筋肉痛などが緩和されます。疲労物質も排出するので、疲労回復効果も期待できます。ゆったりとしたリズムのリンパドレナージュは、深いリラックス効果と疲労回復効果が得られるでしょう。
リンパドレナージュを定期的に受ける事により、体質改善の効果も期待できます。体内に溜まった老廃物を排出し全身の巡りが良くなることにより各器官の機能が活性化されます。それにより痩せやすい体質になった・肌荒れが起こり難くなった・冷え難くなった・自律神経のバランスが整った・生理痛が軽くなった・むくまなくなった・肩こりしなくなった、等沢山の方が色々な経験をされてます。(※ただし、個人差はあります。)
リンパの流れがスムーズになることにより、免疫細胞が全身に行き届き免疫力がアップします。冷えている方は免疫力が低下していると聞いた事がある方も多いと思います。体温が1度下がると免役力は30%ダウンすると言われています。逆に体温が1度上がると免役力は5~6倍になると言われています。血行促進される事により基礎代謝アップ・基礎体温アップが見込めます、その事で免役力がアップします。
免疫細胞の半数以上が集まる所が、腸です。皮膚と同様に外界の的(抗原)にさらされているので、免役などの防御システムが厳重に張り巡らされており、多くの免役細胞が抗原を処理しています。腹部のリンパドレナージュは、特に免疫力アップが期待できるでしょう。
>美容・リラクゼーション目的なら、国家資格は必須ではありません。
ただし、本文(医療用リンパドレナージ資格とは?)でも解説した通り、がん治療後の「リンパ浮腫」ケアなど「医療用」の手技を学ぶ場合は、医師・看護師・理学療法士などの国家資格が受講の前提となります。
独学(書籍や動画のみ)で「資格」を取得することは難しいです。
ほとんどの信頼できる民間資格は、指定されたスクール(通信または通学)のカリキュラムを修了することが認定の条件となっているためです。独学は、あくまでセルフケアの知識を学ぶものと割り切る必要があります。
はい、多くの方が「働きながら」資格を取得されています。
短期間で基礎を学ぶなら「通信講座」、就職や開業を視野にプロの手技をしっかり学びたいなら「通学講座」がおすすめです。当スクールのように、ライフスタイルに合わせて両方を選べる学校もあります。
「ユーキャン」(日本リンパ協会認定)は、教材が分かりやすく「セルフケア」や「ホームケア」を学ぶのに適しています。
当スクール(IBCA認定)は、系列サロン「Bodysh」で使われる「現場のプロ技術」と、他にはない「東洋医学(経絡・ツボ)」を学ぶため、プロとして「サロン開業」や「就職」を目指す方に適している点が大きな違いです。
相場は講座によりますが、「通信講座」は数万円台(1万円台~5万円台)、「通学講座(実技あり)」は10万円~30万円前後が目安です。
期間は通信で1~3ヶ月、通学で数日~数ヶ月程度が一般的です。(詳しくは比較表をご確認ください)
はい、活かせます。
サロン勤務(仕事)を目指す方は、(重要な視点)で解説した「現場で使える手技か」を基準に選ぶとスムーズです。
自宅サロンでの「開業」を目指す場合は、技術だけでなく、集客や経営ノハウまでサポートしてくれるスクールを選ぶことが重要です。
将来的に医療リンパ資格を志向する場合は、医療系国家資格の取得や所定の研修へ進むのが一般的です。目的・キャリアプランに合わせて段階的に学習しましょう。
「目的」で選ぶことが最も重要です。
(1) 目的(就職/開業/セルフケア)、(2) 学習形式(通信/通学)、(3) 費用と期間、(4) 現場適合性(現場で使える技術か)を比較しましょう。
詳しくは(目的別の選び方)のセクションをご覧ください。
必ず事前に医師へご相談ください。体調や疾患、術後・発熱・炎症・血栓リスクなど「禁忌(きんき)」や注意事項に該当する場合は、施術を控えるか、専門医の指示に従う必要があります。
リンパを流すトリートメントは幅広く使えます。お仕事にするのであれば、リラクゼーションサロンやエステサロンで実際にお客様に技術を提供をし自分の実力を身に付けていきますが、技術さえ身につけばサロン以外でも自宅でご家族や友人などにもトリートメントができるので自分でやりたいと思う方でも始めやすく様々な場所で活かせる事ができるのは、セラピストならではです!
数あるリラクゼーションのなかでもリンパマッサージは人気の高い施術です。コリをほぐしたり指圧するだけの手技とは違い、リラクゼーション効果の高い手技は多くの疲れた現代人に求められています。直営サロンのBodyshでも連日多くの方にお越し頂いてます。心地よさに寝てしまう人も多いとか。ゆったりと時間をかけて施術をしていくのでセラピスト自身もリラックスできます。そうした心地よい時間の中、心身ともに癒されたお客様の姿を見れるのはセラピスト冥利に尽きる瞬間です!「ありがとう!楽になったわ」と感謝されることも多いのも嬉しい限りです。
日本でのリンパマッサージの認識は、気持ちの良いリラクゼーションのイメージが多いかと思います。実際に美容、健康、癒し、様々な目的をもったお客様へサービスを提供するサロンはセラピストが活躍する現場となっています。技術を磨いたセラピストが独立開業でサロンを経営したり、セラピストになりたい方をサポートする講師となる方もいらっしゃいます。リンパマッサージへの概念は日に日に進化しておりその他にも、介護、産院、緩和、など医療現場への進出がどんどん広がっていってます。この先も他分野に広がる可能性のある技術となっていくでしょう。
本記事では、リンパマッサージの資格の種類から、おすすめの講座までを詳しく解説しました。
リンパマッサージの資格はすべて民間資格であり、大切なのは「資格名」よりも「就職・開業後に本当に役立つ、現場の技術が学べるか」という視点です。
もしあなたが「資格マニア」ではなく、お客様に喜ばれるプロのセラピストを目指したいのであれば、系列サロン「Bodysh」の現場技術をそのまま学べる、当スクールの講座を自信を持っておすすめします。
【現場直結の技術を学ぶ】
ビューティー関連専門学校を卒業後、大手エステティック会社で7年間勤務。
その後、当社直営サロン「Bodysh」で2年間施術経験を積み、平成30年より当スクール講師として活動しています。
現場経験と教育の両方に精通し、これまで多くのセラピストを育成してきました。
日本アロママイスタースクールでは、オンラインで無料セミナーを実施しております!スクールで学ぶ前・学んでいる時・卒業した後、いつでも「開業」「就職」「資格取得」のことを聞ける環境が整っております!
セミナーに参加された方には、個別相談会やスクール受講割引クーポンなどオトクな情報をお届けしております!
日本アロママイスタースクールでは、オンライン無料説明会を実施しております!オンライン無料説明会は、スマートフォンがあれば、どなたでもご参加いただけます。アプリのダウンロードなどは必要ありません。当スクールについて詳しく紹介させていただきながら、ご質問にお答えさせていただきます。
当スクール通学講座に興味がある方、是非ご参加ください。説明会では資格取得・就職・独立開業などについて、詳細をご説明させていただきます。
ご参加いただいた方には、お好きなアロマ精油1本・キャリアオイル1本をプレゼントいたします。
※アロマ精油は、15種類の中からお選びいただけます。
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インターナショナル美容鍼灸協会 オリエンタルリンパドレナージュ資格
日本能力開発推進協会(JADP)認定 リンパケアセラピスト資格
国際セラピスト支援振興協会認定 リンパリファインセラピスト資格
アロマ・リンパセラピスト協会(ALTA)認定 リンパマッサージ関連資格
日本リンパドレナージスト協会認定 医療リンパドレナージセラピスト資格
日本リンパ浮腫治療学会(JSLT)認定 リンパ浮腫療法士資格(LT)
ICAA認定リンパ浮腫専門医療従事者資格
Dr. ボッダーアカデミー認定マニュアル・リンパドレナージ(MLD)資格
IBCA認定 アロマリンパセラピスト
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