アロマ資格どれがいい？費用・目的別の選び方・活かせる仕事ガイド

アロマ資格、どれがいい？

　　　　　

アロマ資格は「知識（理論）」中心の資格と「実技（技術）」に強い資格があります

資格によって学ぶ内容が大きく異なるため、自分の目的に合うタイプを選ぶことが大切です。
たとえば、セルフケアが目的の場合、知識系の基礎（精油の効能や使い方）から始め、必要に応じてその上位資格へと進む流れがおすすめです。段階的に学ぶことで、費用や時間のコスト負担とのバランスを取りやすくなります。

一方、アロマトリートメントの技術を学びたい方や、プロのアロマセラピストを目指す方には実技系の資格がおすすめです。
▶ アロマセラピストとは？仕事内容、年収、将来性を解説

まず、資格を取得する目的 と 「どれくらいの費用・時間をかけられるか」 を整理することがポイントです。

よくある検討ポイント（目的・費用・学習方法）

アロマ資格を選ぶ際によく検討されるポイントが、目的・費用・学習方法です。

• 目的：セルフケア・族ケア／就職・開業・副業など
• 費用：受講料・受験料／入学金・年会費・更新料など
• 学習方法：通学講座／通信講座／独学

アロマ資格取得にかかる費用（目安）

一般的に、通信講座や短期講座はコストが安く（3〜9万円以内）、実技を含む通学講座や長期講座は高めになることが多いです。
認定団体への入会が資格発行の条件になっているケースも多く、注意が必要です。入会費や年会費が別途かかりますが、会員向けセミナーや割引などの特典を受けることができます。

資格	費用
🔰 基礎知識を学ぶ資格：1～9万円（目安）
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー（アロマテラピー検定）	約3万円（独学）～9万円（通信・通学講座）＋年会費12,000円
IBCA認定アロマテラピー1級	約3万円（通信講座）／年会費・更新料なし
🔄 実技資格：30～50万円（目安）
AEAJ認定アロマセラピスト	約30万円～50万円（通信＋通学講座）＋年会費12,000円
IBCA認定アロマリンパセラピスト	約30万円（通学講座）＋年会費6,000円

通学講座と通信講座の違い

通学講座の場合

• メリット：講師の対面指導で実技が身につく／疑問をその場で質問できる／サポートが受けやすい
• デメリット：通学時間の確保が必要／費用は通信より高め

通信講座の場合

• メリット：自宅で学べて仕事・育児と両立しやすい／比較的リーズナブル
• デメリット：実技の習得は難しい／疑問点をすぐに質問できない

アロマ資格取得までの流れ

アロマ資格を取得するまでの流れを確認しておきましょう。

• 1. アロマ資格の学習内容や試験日、費用などを確認します。無料説明会やオリエンテーションに参加すると分かりやすいです。
• 2. 学習スケジュールを立てます。効率的に学習するなら、認定カリキュラムの受講がおすすめです。また、模擬試験を行っておくと安心です。
• 3. 試験に合格すると、認定団体から資格証明書が発行されます。団体への入会や登録が条件になる場合もあります。

初心者や忙しい方におすすめの通信講座

基礎的なアロマ資格の場合、通信講座を利用することで、初心者でも無理なく資格取得できます。多くの民間団体が初心者向け通信講座を開講しており、在宅受験できるケースも多いです。
ただし、費用や受講期間、試験日がそれぞれ異なるため、よく比較検討しましょう。以下で詳しくまとめています。
▶ 初心者でも安心！アロマ資格が取得できる通信講座15選 を見る

見落としがちなのが、受講中および資格取得後のサポート体制です。
当アロマスクールでは、通信講座でも講師に直接質問できるZOOM授業を開催しており、就職サポートも受けることができます。
▶ 当アロマスクール　通信講座一覧 を見る

しっかり学びたい方におすすめの通学講座

お近くのアロマスクールへ通学をお考えの方は、こちらのページも参考にしてください。
▶ 全国エリア別おすすめアロマスクール を見る
アロマ資格取得を目指すための学校を全国エリア別に探していただけます。スクールの特色やカリキュラムもご紹介しています。

アロマ資格は独学で取得できる？

アロマセラピー資格は、認定講座の修了が取得条件となっているケースが多くあります。
しかし、独学で学び、受験できるアロマ資格もあります。
その代表的なものとして、AEAJアロマテラピー検定、環境カオリスタ検定があります。
これらは、試験の難易度も低めで、初心者でも十分に合格を目指せます。
なお、AEAJから公式テキストと公式問題集が販売されており、どなたでも購入が可能です。
▶ 関連記事：独学でアロマ資格を取得する方法

“知識系”アロマ資格をピックアップ

“実技系”アロマ資格をピックアップ

IBCA（一般社団法人国際ボディトリートメント技術認定協会）認定資格

IBCAは、お客様のニーズに応えられるアロマセラピストを育成することを目的に設立された団体です。セミナー・イベントの開催、ボランティアなど、多方面にわたる活動を実施しています。

IBCA認定 アロマリンパセラピスト資格

解剖学・精油学を理解し、リンパの流れに特化した全身のアロマトリートメントの技術を有したセラピストを認定する資格です。

こんな方にオススメ

✅ アロマトリートメントの技術を学びたい方
✅ 自宅サロンを開業したい方
✅ アロマセラピストとしてスキルアップしたい方

IBCA認定 アロマリンパセラピスト資格 対応講座

AEAJ アロマセラピスト資格

プロのアロマセラピストとしての知識・技術を認定する資格です。アロマテラピー、解剖生理学、皮膚科学についての知識に加え、ボディ・フェイスへのトリートメント技術やコンサルテーションを提供できるスペシャリストとして認定されます。

こんな方にオススメ

✅ アロマセラピストとしてキャリアアップしたい方
✅ アロマサロンを開業したい方
✅ 病院や施設などでアロマテラピートリートメントを実施したい方

アロマセラピスト資格（AEAJ）とは？資格取得方法・活躍の場を徹底解説

AEAJ アロマハンドセラピスト資格

アロマハンドトリートメントを提供できる能力を認定する資格です。アロマテラピーを安全に行うための知識、技術を学びます。身の周りの方にアロマハンドトリートメントを行いたい方、ボランティアや地域活動でアロマハンドトリートメントを実践したい方に適しています。

こんな方にオススメ

✅ 家族や周囲の人々に自信を持ってアロマハンドトリートメントをしたい方
✅ ボランティアや地域活動、AEAJ主催イベントなどでアロマハンドトリートメントをしたい方

アロマハンドセラピスト（AEAJ）とは？資格取得プロセスや学習内容を紹介

JAAMP アロマセラピスト

日本メディカル心理セラピー協会（JAAMP）が認定する資格で、精油の知識とリラクゼーションの実践を学べます。アロマを活かしたセルフケアから、家族や友人へのトリートメントまで幅広く応用可能です。

JAAMP アロマセラピストとは？資格取得方法やメリットを解説

JAAMP　公式ホームページはこちら

IFA 国際アロマセラピスト資格

アロマテラピー資格の最高峰として位置付けられる国際資格です。日本では英国IFA認定校で約1年半～2年の学習を経て取得できます。

国内資格を取得した後のステップとして目指す方が多いですが、国内資格を持っていなくても受験可能です。

国際アロマセラピスト連盟(IFA)　公式ホームページはこちら

IFA国際アロマセラピストとは？

IFPA 国際プロフェッショナルアロマセラピスト資格

IFPAはプロのアロマセラピストの育成と支援を行う英国最大の組織です。
世界の多くの国において優秀なアロマセラピストの育成と支援を行っています。
臨床や現場での実践に重きを置いており、特に医療現場での活用を目指している点が特徴です。

国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟(IFPA)　公式ホームページはこちら

IFPA国際プロフェッショナルアロマセラピストとは？

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資格のこと・就職のこと・開業のことなど、何でもお気軽にご相談ください。あなたの将来を一緒に考えさせていただきます！

アロマセラピー資格を活かせる仕事とは？

アロマセラピー資格を活かせる仕事には、多くの選択肢があります。資格を取得することで、リラクゼーション・美容・医療福祉・教育・商品開発など幅広い分野で活躍できるようになります。
以下に、アロマセラピー資格を活かせる代表的な仕事をご紹介します。
▶ 参考：職業情報提供サイト（job tag）アロマセラピスト

アロマセラピスト

精油を使用したトリートメントを提供し、リラクゼーション・ストレス軽減・体調改善をサポートする仕事です。自宅サロンの開業も可能です。
＜主な活躍の場＞
✅ リラクゼーションサロン
✅ 福祉関係施設、スパ施設
✅

アロマセラピストとはどんな仕事？きついの？辞めたいと思った際の対処法も紹介【Bodysh現役セラピストが解説】

アロマインストラクター

アロマテラピーの知識と技術を伝え、アロマの普及に貢献します。開業や副業、フリーランスでの活動も可能です。
＜主な活躍の場＞
✅ アロマスクール講師
✅ ワークショップ講師／研修・セミナー講師

アロマプロダクトデザイナー

エッセンシャルオイルやアロマ関連商品の開発・販売を行います。商品開発に興味がある人におすすめです。
＜主な活躍の場＞
✅ アロマ関連企業の製品開発部門
✅ 自社ブランドのオリジナルアロマ商品を販売
✅ アロマクラフトワークショップの企画・運営

メディカルアロマテラピスト

病院や介護施設などでエッセンシャルオイルを用いたリラクゼーションで痛みの緩和ケアを行います。
＜主な活躍の場＞
✅ 緩和ケア、メンタルケア
✅ 介護施設（認知症ケア）
✅ 産婦人科（マタニティケア）
▶ メディカルアロマとは？詳しくはこちら

エステティシャン

香り提案、空間演出、アフターカウンセリングでアロマテラピーの知識が活用できます。（ボディ施術は別訓練が必要）

アロマ・ハーブショップ販売員／店長

香りのブレンド提案、系統案内、パーソナルフレグランス選定、POP作成などでアロマ資格を活かすことができます。

アロマセラピストに向いている人とは？

アロマセラピストは、精油を使ったトリートメントで人々の心身を癒やすお仕事です。
アロママッサージサロン ボディッシュ（Bodysh）採用担当者と現役アロマセラピストに、向いている人の性格を教えていただきました。

1.人とのコミュニケーションが好きな人

アロマセラピストは、お客さまとの会話からニーズや悩みを聞き出し、適切なケアを提供します。そのため、人と接することが好きな人が向いています。
✅ 話しやすい雰囲気を作れる
✅ 人の話を聞いたり、ケアするのが好き

2.癒しや健康に関心がある人

癒しの技術や美容・健康に関心がある人に適しています。
✅ 健康や美容に興味がある
✅ 統合医療やホリスティックケアに興味がある

3.勉強熱心な人

リラクゼーション分野は日々進化しているため、学び続ける姿勢が求められます。
✅ 新しい知識を学ぶことが好き
✅ 新しい技術を取り入れられる

これらの特徴に当てはまる人は、セラピストとしての適性が高く、充実したキャリアを築くことができるでしょう。
ただし、当てはまらなくても、経験や学びを通じて適性は作ることができます。
▶ 参考記事：セラピストに向いている人の性格とは？転職前に適性をチェック！
▶ 参考記事：統合医療とは？（厚生労働省eJIM）

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メディカルアロマとは？

メディカルアロマは、医療的な視点から精油の効果や活用法を研究・実践するアロマテラピーの一種です。
＜主な効果＞
✅ ストレスの軽減
✅ リラクゼーション促進
✅ 免疫力の向上
✅ 睡眠の質の改善
✅ 自律神経のバランス調整

医療・介護の補助としても活用されており、注目が高まっています。

▶ 関連記事：メディカルアロマとは？資格の種類や仕事内容・給料・将来性も紹介

メディカルアロマテラピー資格をご紹介

IBCA認定メディカルアロマセラピスト資格

IBCA認定メディカルアロマセラピスト資格は、医療や介護の現場でアロマテラピーを専門的に活用するプロフェッショナルになるための資格です。精油の化学的特性や人体への作用を深く理解し、安全かつ効果的にアロマテラピーを提供するための知識と技術を習得します。さらに、高齢者や病気の方への実践的なスキルを身につけることで、医療・福祉の現場で即戦力として活躍できる人材を目指します。

介護メディカルアロマ通信講座の詳細はこちら

IBCA認定　介護メディカルアロマとは？

日本メディカルアロマテラピー協会（JMAA）認定アドバイザー資格

メディカルアロマテラピーの基礎から応用までを学び、健康維持に役立てるための知識を深めることができる資格です。また、メディカルアロマを日常生活に取り入れるためのアドバイスや、個々のニーズに合わせた提案をするためのスキルを身につけます。

出典：日本メディカルアロマテラピー協会認定アドバイザー

日本ハーブ振興協会認定ハーバルセラピスト資格

ハーブの種類や効能、栽培方法、調理やクラフトへの応用、調合技術など、多岐にわたる知識を習得します。ハーブとアロマを組み合わせたセルフケアや施術が可能です。

出典：日本ハーブ振興協会認定ハーバルセラピスト

日本臨床アロマセラピー協会（JCAT）認定資格

医療や福祉の現場でのアロマセラピーの活用に特化した資格です。医療従事者との連携や患者への適切なケアを提供するスキルを証明します。

出典：日本臨床アロマセラピー協会認定資格

アロマフランス認定アロマセラピスト

アロマフランスは、フランスのメディカルアロマテラピーの伝統と知識を日本で学べる教育機関です。フランス式アロマセラピーの高度な技術と知識を習得し、個々の症状や体質に応じたケアを提供できる専門家を育成します。

出典：アロマフランス認定アロマセラピスト

日本統合医学協会認定メディカルアロマセラピスト

統合医療の視点からアロマテラピーを活用する資格です。精油の科学的な知識と人体への作用を深く理解し、医療・福祉の現場で実践できるスキルを証明します。

出典：日本統合医学協会認定メディカルアロマセラピスト

ICAA認定メディカルアロマセラピストインストラクター

一般社団法人国際コーチング・アロマセラピー協会（ICAA）が認定する資格であり、ディカルアロマの専門知識と教育スキルを兼ね備えたインストラクターを育成する資格です。カウンセリング技術やコーチングスキルも習得し、精油の科学的効果や使用方法を他者に指導するスキルを身につけることができます。

出典：ICAA認定メディカルアロマセラピストインストラクター

ISA認定メディカルアロマセラピスト

国際アロマセラピー科学研究所（ISA）が認定する資格で、医療的な視点からアロマセラピーを専門的に活用できるセラピストを育成します。この資格は、精油の化学的特性や人体への作用を深く理解し、個々の健康状態やニーズに合わせたアロマケアを提供できるプロフェッショナルを目指します。

ISA認定メディカルアロマセラピストについて

よくある質問（FAQ）

Q1. 働きながらでもアロマ資格は取れますか？

はい、多くの方が仕事や育児と両立しながらアロマ資格を取得しています。通信講座を活用すれば、自分のペースで学べるため、忙しい方にも人気があります。

Q2. 初心者向けのアロマ資格は？

セルフケアが主目的なら基礎知識を学べる通信講座が人気です。たとえば、AEAJアロマテラピー検定（1級・2級）は国内で広く認知されています。2級は特に初心者向けで、学習時間の目安は20〜30時間です。

Q3. 取得にかかる費用と期間の目安は？

入門～基礎資格なら費用：約1〜9万円、期間：1〜6か月が目安です。上位資格や実技資格の場合は10〜50万円、6ヶ月～1年を目安に計画すると現実的です。入会費や年会費が必要な資格もあるので合算で把握してください。

Q4. 通学と通信はどう選べばいい？

通学は対面指導で実技を習得しやすい反面、通学時間と費用負担が増えます。通信は在宅で進めやすく費用も抑えやすい一方、実技の習得は工夫が必要です。自分の目的に合わせて選びましょう。

Q5. 独学でも取得できる資格はありますか？

はい、AEAJアロマテラピー検定や環境カオリスタ検定は独学受験が可能です。

Q6. 資格取得までの流れを教えてください。

①学習内容・試験日・費用を確認（説明会等が有益）→②スケジュールを立て、認定カリキュラムや模試で仕上げる→③合格後に団体から資格証明書が発行（入会や登録が条件の資格もあり）。

Q7. アロマ資格を取るとどんな仕事ができますか？

サロンでのアロマトリートメント提供、自宅サロンの開業、介護・医療現場でのリラクゼーションケアなど、幅広い場面で活用できます。

Q8. 在宅受験や在宅学習はできますか？

基礎資格の場合、在宅学習や在宅受験が可能なケースが多くあります（講座・団体により条件は異なります）。

Q9. 就職・開業まで見据えるなら、何を検討すべき？

実技系へ進む前提で、手技の授業時間／カリキュラムの実践性／卒業後サポートを比較しましょう。目的が明確なほど講座選定がしやすくなります。

Q10. 就職や開業に役立つアロマ資格はどれですか？

実技を学べる資格（例：IBCAアロマリンパセラピスト、AEAJアロマセラピストなど）は、サロン勤務や開業に有効です。

この記事の執筆・監修

藤井由香（ふじいゆか）：
日本アロママイスタースクール 講師 / 国際ライセンス保持者

ビューティー関連専門学校を卒業後、大手エステティック会社で7年間勤務。
その後、当社直営サロン「Bodysh」で2年間施術経験を積み、平成30年より当スクール講師として活動しています。
現場経験と教育の両方に精通し、これまで多くのセラピストを育成してきました。

専門分野：
エステティック技術全般、ボディ・フェイシャルトリートメント、国際基準に基づく施術指導

保有資格：
・IBCA認定 講師資格
・IBCA認定 国際ボディセラピスト プロフェッショナル資格
・日本エステティック協会 認定上級エステティシャン資格
・日本エステティック協会 認定トータルエステティックアドバイザー資格
・CIDESCO-NIPPON 国際ライセンス（CIDESCOエステティシャン資格）